ペットの飼い主さんが必ずと言ってもいいほど通る悩みの一つに、ペットの病気があります。
家族のようにかわいがっているペットが病気になっても、しゃべることができない彼らはその辛さを口に出すことはできません。
犬や猫、現在飼っているペットの種類によっても症状が違いますし、もちろん治療法や対処法も変わってきます。
病気にはどんな種類があるの?
主に犬や猫などの動物がかかりやすい病気を大きく分けると以下のようになります。
- 血液系の病気
- がん、腫瘍などの病気
- 心臓病
- 感染症などの細菌によるもの
- 肝臓の病気
- 皮膚病
- その他
皮膚病のように毛が抜けたり、明らかに見た目が変わるもの、胃腸の調子が悪くて吐いてしまうなどの目に見える症状がある場合はすぐにわかるのですが、中には内臓系の疾患であったり、血液系、さらにはがんなどのちょっとやそっとじゃ
。その変化というのはペットと毎日向き合っている飼い主さんがやっと気づけるか気づけないかくらいのレベルの小さなシグナルであることが多いのです。
もし、ペットの病気に気づかずに時間が経ってしまうと、そのままどんどん進行してしまいます。そのようなケースはかなり多いそうです。
ペットの病気がなんなのかを見極める
動物というのは、弱点を自分から見せることをしません。野生で生きていくには弱っていることを敵に知られるわけにはいかないからです。
なので、飼い主さんはペットの様子が少しでもおかしいなと思ったら、病気にかかっているという可能性をしっかりと念頭において対処する必要があります。
既に目に見える状態で弱っている場合は、飼い主さんが思っているよりもずっとずっと弱っているのです。
ペットはどんな病気にかかるのかをまとめているページはこちらです。
かかりやすい病気と症状について
ペットの種類によって、かかりやすい病気というものが違います。
猫に関しては「寄生虫」が体内に入ることによって引き起こる病気にかかりやすく、また、ビタミンDが不足することで「くる病」「白血病」などにもかかりやすいと言われています。
犬の場合は「感染症」が挙げられます。しかしこれはしっかりとワクチン接種を行っていれば予防が可能です。その他「目の病気」や「歯の病気」「皮膚病」にもかかりやすいようです。
毛足の長いペットは夏場は蒸れ、ダニやノミなどの虫もつきやすいことから皮膚病のリスクが高くなると言われています。
また、フェレットに関しては人間のようにインフルエンザにかかることもあるようです。
また、爬虫類は両生類は変温動物であるために、犬や猫では考えられないような病気にかかることもあります。
動物ごとにかかりやすい病気をまとめているページです
ペット病院の選び方
ペットの病気に関しては人間と違ってしゃべることができないため、人間のお医者さん以上にお医者さんの技量が問われます。
的外れな治療をずっと続けて、最後にはペットが亡くなってしまった・・・なんてことが無いように、お医者さんは慎重に選びましょう。
また、お医者さんによって、得意な動物とそうでない動物とわかれる場合が多くあるそうです。
爬虫類なら爬虫類が得意なお医者さん、犬なら犬が得意なお医者さんというように、事前にしっかりと調べて選ぶようにしましょう。
動物病院って大体費用はどれくらいかかるの?
ペットが病気で苦しんでいるときにはすぐに動物病院にすぐにでも連れて行ってあげたいのが飼い主心理ではあると思います。
しかしながら、ペットというのは人間のように保険が適用されないので治療費がかなり高額になってしまうこともあります。
大切な家族であるペットが苦しんでいるときにそんな心配はしたくない…という方は、治療費の大体の目安を知っておきましょう。
また、実は「ペット専用の保険」というものもあるようです。高額になってしまうことが多い動物病院の費用をできるだけ抑えるために、当サイトではペットの保険のメリットについても解説しています。
ペットの治療費で悩まないために知っておきたい「ペット保険」について⇒
ペットが病気で仕事を休むのはアリ?
あなたの可愛がっているペットはもはや家族同然です。
人間の家族の体調不良であれば、仕事を休んで病院に連れていくという選択はまかり通る場合が多いですが、それがペットとなると周りからの反応はどうなのでしょう?
「ペットが体調悪いから休むなんてありえない!」「本当はズル休みなんじゃないか?」などと思われてしまうのは、気分的にも嫌なだけではなく、今後の仕事にも悪影響を及ぼしかねません。
しかし、放っておいたらペットの体調は刻一刻と悪い方向へと向かっていきます。ただでさえペットが辛そうにしているのを心苦しく思っているのにさらに葛藤が生まれてしまいます。
ペットの身体があなたの次の休みまで持ちこたえることができないということだって十分に起こりえます。
そんな時にはどうしたらいいのかを説明しているページです。
しかし、どれだけ頑張っても中にはどうしても手遅れという場合もあるようです。
ペットの安楽死という選択
飼っているかわいいペットが病気になり、もう治らないとお医者さんに宣告されてしまったとします。
動物というのはぎりぎりまで体調不良を表に出さないので、気づいた時にはもう打つ手なしということも・・・
可愛がっていた大事なペットが亡くなってしまうとわかってしまうと、その悲しみの大きさは計り知れません。
お金をかけて治してあげることができるなら、お金をかけたいけど、もうそれも難しい・・・ペットは苦しそう・・・
そんなときに「これ以上痛い思いや苦しい思いをさせずに楽にさせてあげたい」と思う飼い主さんは少なからずいらっしゃいます。
小さくても生きている命、いずれ死んでしまうとわかっていても、最後まで頑張って生き長らえさせた方がいいのか、それとも楽にさせてあげるべきか・・・
動物というのは自分の意志を口に出せないため、飼い主が決めるしかありません。そんな飼い主さんの葛藤をまとめたページを以下で紹介しています。
飼い主の愛情は必ずペットに伝わる
このページを訪れたということはあなたがすでに何かしら悩んでいて、ペットのための最善策を探しているか、今後ペットのために起こり得る事態を想定していることと思います。
その行動は必ず無駄になることはありませんし、ペットにもその愛情は伝わっています。言葉で意思を伝える術をもたない動物というのは、他者の心情を察する能力に大変優れているのです。
ペットを飼うことができなくなってしまって、捨ててしまう飼い主もいる現在、自分のペットに対してしっかりと責任を持ち、愛情を持って育てている証拠です。
ペットは注いだ愛情を愛情で返してくれるものです。今後もずっとあなたのパートナーを大切に育ててくださいね。
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管理人:アニマルクリニック.inc

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