ペットも家族の一員だから、食事も人間と同じように健康に気を遣ったものを与えたい。今飼い主の皆さんの間では、ペットフードの健康志向が広がっています。
まず手元にあるごく普通のペットフードを手に取ってみてください。原材料の一覧に目をやると、細かい文字で書ききれない程たくさんの原料が記載されているはずです。
そこで気が付くのは、良く分からないカタカナ表記の原料と、必要とは思えない数多くの合成着色料。これを与え続けて大丈夫?
食生活の大切さはペットも人間もいっしょ
現在は人間の食生活でも、食品添加物と成人病との関連性が指摘されています。
その影響はペットでも同じ事で、かえって体が小さい分、危険性は増すとも考えられます。
この様な社会の意識変化から、ペットフードにも健康を重視して原料の素材にこだわった商品が、続々と登場しています。
健康志向ペットフードの老舗とも言えるメーカーの製品一覧には、様々なシーンに合わせたバラエティ豊かな商品があり、その充実度に驚かされます。
フードのこだわりは、まず厳選された原材料に現れます。
安全性の高い原料を使い、化学的に合成された保存料や着色料などは含んでいません。
また成長に必要な各種ビタミン・ミネラルが、バランスよく配合されているので、栄養が不足したり偏ったりする事もありません。
近年は人間の生活習慣でも注目されている抗酸化成分を採り入れた商品もあり、病気や老化の原因と言われる活性酸素を積極的に取り除く、機能性食品としても評価が高まっています。
最新ペットフードの健康サポート
最近のペットフードには、ライフステージという概念が導入されています。
ペットの年齢ごとにフードに階層構造を設けて、幼齢期から高齢期まで栄養成分を細かく調整した商品が開発されているのです。
他にも肥満が気になるペット向けの、ダイエット効果が高いフードや、室内飼いで注意が必要な尿路結石などの、下部尿路疾患予防のフードなど、健康を能動的にコントロールするフードもあります。
ペットフードを健康フードに切り替える時には、いきなり全部入れ替えてしまわずに、最初は元のフードに少しずつミックスしながら、徐々に健康フードを増やしましょう。ペットは味覚に敏感ですから。
国産のペットフードは外国製品に比べて、ペットの健康に関する配慮が少ない傾向がありました。
でも最近では国内各メーカーの意識も変わり、ペットの健康を第一に考えた商品が増えてきました。
価格は一般的な商品に比べて高めの設定ですが、大切な家族のためなら迷う必要は無いでしょう。
ペットには1日でも長く生きてほしいから。
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管理人:アニマルクリニック.inc

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