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犬やねこと言った、身近なペットというのは、現代ではその生活環境の向上から、人間と同じように寿命が延びてきているとは言いますが、それでも私たち人間より先に逝ってしまう動物です。

ましてや、病気を患いながら老いと闘い、さらにその病気が大きい苦痛や痛みを伴うものであった場合、私たちは彼らペットを、いかに「楽に」してやるかに、考えが及ぶことも少なくありません。

論議も尽きない「ペットの安楽死」について、今回は少しだけご紹介していきます。

ペットが望んでいることは何なのか

犬やねこが、家族の一員として、あなたの傍にいるのはなぜでしょうか?

温かい寝床があるから?ご飯をくれるから?遊んでくれるから?

きっと飼い主さんにそうしたことをしてもらえるのは、彼らにとってとても嬉しいことですが、それよりももっと、基本的に彼らは「飼い主さんが好きだから」ずっと傍にいてくれるのだと思います。

そして、ペットを家族としているあなたも、彼らのことが好きだから、一緒にいるのだと、思います。

そんな彼らがとてつもない苦しみを伴う病気になったら?呼吸をするのも辛い状況に陥ったら?

きっと飼い主さんは、彼らを愛するがゆえに、その苦しみから彼らを解放してやりたいと、そう考えることもあるはずです。

世の中には、そうした「とてつもない悩み」と「ペットへの愛情」から、ペットの安楽死を選んだ飼い主さんもたくさんいらっしゃいます。

ただ、ペットの看護・介護というのは、人間ほど整備されていません。

人間なら最期の一歩手前の状態でも、救急車を呼べば病院に運んでもらえますし、診てもらったことがない病院に救急で運ばれても、鎮痛剤くらい打ってもらえます。

これが、ペットになると、最期を迎えることがわかっても、その時にどんなにもだえ苦しんでいても、事前にかかりつけ医と安楽死についてしっかりと相談ができていなければ、安楽死など簡単にはできません。

しかも、救急となると、たとえ痛み止めを打つだけであっても、診察歴のないペットについては受け入れを断られることもあります。

ですから、本当に重病を患っていて、余命もとても短く、治療の余地がないとわかっている場合は、ペットがどう「死」を迎えるべきか、かかりつけ医とはしっかり相談をしておく必要があるのです。

しかも、かかりつけ医が最期に関して24時間対応できる病院でない場合は、最期の時を計画的に考える必要すら、あるのです。

議論は白熱している

ペットの安楽死については、述べるまでもなく、賛否両論で、両方の立場での考えが交差することはほとんどありません。

まさに「平行線」の議論です。

ただ、ペットと暮らしてきたのは飼い主さんであり、彼らの楽しそうな時、悲しそうな時、嬉しい時、幸せな時を知っているのも飼い主さんです。

その飼い主さんが、最期を迎えるペットに襲いかかっている苦しみを取り除きたい一心で、安楽死を選んでも、それは外野がヤジを飛ばせることでは一切ないのです。

そのペットと飼い主さんのきずなを知っているのは、そこにいる当事者のみであるからです。

ペットの命を奪おうとしているのは、あくまで病気です。その病気に伴う苦しみから彼らを救いたい一心で安楽死を選んだ飼い主さんのことを、誰も非難はできません。

もし、ペットの安楽死について議論をするのであれば、そうしたギリギリの状況から彼らを救うために選んだ安楽死についてではないでしょう。

安楽死を選んだ飼い主さんは、悩みます。きっと、ずっと悩みます。

その悩みこそ、飼い主さんが先に逝ったペットと、どれだけ深いきずなを築いていたかという証明です。

最期に向かう時の痛み、それは誰にも共有できません。その苦痛を解放したい気持ちで選ぶ選択肢、深く考えるべきこと、です。

コチラの記事でもペットの安楽死について書いています

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管理人:アニマルクリニック.inc

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